新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、首都圏を中心とした緊急事態宣言が延長されている中、今年の卒業式・入学式がどのような形で実施されるのかがニュースなどでも取り上げられるようになってきました。各自治体・教育委員会などによって対応は異なりますが、できる限り絞った人数や短時間での開催となることが多いようです。
例として、弊社が位置する埼玉県について調べてみました。埼玉県教育委員会では、県立学校の卒業式の規模を大幅に縮小することを決めたと令和3年2月5日に発表しています。在校生の参加や来賓の招待を取りやめる、保護者の参加人数を最小限とする(児童生徒一人につき保護者1名に限定)、保護者を別会場とする…などの工夫で、卒業式を実施するとのことです。また、式前後の集まりや会食の自粛も求められています。
上記は埼玉県教育委員会での対応ではありますが、多くの自治体・教育委員会が同じような取り組みをすることが考えられます。そのため、昨年の卒業・入学シーズンに引き続き、今年の春も「校門の前で家族揃って写真撮影」は難しくなることは避けられないと思われます。
そこで、写真館・フォトグラファーの皆様ができることは、やはり「卒業・入学の記念写真を残そう!」とお客様に呼びかけることではないでしょうか。今までとは異なったスタイルの卒業式だとしても、「無事に卒業できた」というハレの日を迎えたこと、そしてそれを「記念写真」として形に残すことの価値は変わりません。
こんなご時世だからこそ、特に「家族との絆」をカタチにする機会としての卒業・入学記念写真は積極的に取り組むべきイベントになっていくのではないでしょうか。
【出典・参考】
※ラボネットワークメールマガジン2021年2月号の記事を再掲