2019年も6月に入り、一年のおよそ半分が過ぎました。
この半年間を振り返ると年初に予定していた年間スケジュールと実際の活動を比べるといかがでしょうか?残りの半年間をより良い時間にするために、これまでのお客様の反応や要望を改めて振り返り今後のビジネスのヒントにしたいですね。
お客様の要望の中で近年よく耳にするワードとして「データ納品」があります。
これまではCD/DVDでデータ納品していたのが、自宅のパソコンにはCD/DVDを取り込む光学ドライブがなかったり、そもそもパソコンはなく、タブレットやスマートフォンしかないなど、CD/DVD、USBでのデータの渡し方が難しい事例がでてきました。
そこで今回は、最近のパソコン事情から「データ納品」について考えてみたいと思います。
【2019年は最新PCへ買い替え時期!!】
実は2019年はパソコンの買い換え時期として非常に注目されています。2020年1月にWindows 7の延長サポートが終了し、また増税前の駆け込み需要も重なることからPCメーカー各社がラインアップの拡充に注力しています。
過去最高のPC出荷台数を記録したのはWindows XPのサポート終了と、8%への増税が重なった2013年で今年も出荷台数が例年よりも大幅に増加することが予想されています。
そんな中、近年のトレンドでもある薄型ノート型PCでは光学ドライブが搭載されていません。
既にこの光学ドライブ非搭載PCを使用しているお客様のデータ納品について要望があるなか、今年、来年は同様の要望がますます増えることが予想されます。
(上図は株式会社BCN調べ)
【光学ドライブ非搭載PCの販売台数比率は3割】
ものを「つくる人、売る人、使う人」を支え、育むメディアとして日本、東アジア圏内を中心にメディア事業、データ・調査事業を行う株式会社BCNの調べによると、光学ドライブ非搭載PCのの販売台数は2015年8月から2017年3月まで2割前後で推移していたのが、その後は常に3割前後を推移していることが分かりました。BCNは音楽や動画配信のストリーミングサービスの台頭がPC用ドライブ市場の縮小に拍車をかけていると分析しています。
今後、携帯端末を中心に5Gの高速大容量通信時代に移行することを考えると遠い未来の話ではなく、写真館をはじめとした写真業界はお客様に納品するデータをどのようにお渡しするかを考えなければなりません。
iCloud, Google Drive、Amazon Driveなどメジャーなクラウドサービスは既に多くの方が使われていますが、写真という個人情報を扱うビジネスとしてセキュリティが担保され、サポート体制が整っているクラウドサービスもまた検討課題の一つですね。
写真ビジネスが大きく変えてきた、写真データの受け渡し。
「あなたのフォトビジネス最強パートナー」のラボネットワークも重要な課題として取り組んでまいります。
【データ出展・参考】
※ラボネットワークメールマガジン2019年6月号の記事を再掲