かなり暑さも和らいできた今日この頃、七五三の参拝に向けて、神社にまつわるニュースがちらほらと見受けられるようになりました。今回の「写真館と数字分析」では、いつもと少しばかり趣向を変えて「七五三の参拝客に対する神社のコロナ対策」を数字に絡めてまとめてみました。
たとえば、神奈川県川崎市の溝口神社では、
ご祈祷を完全予約制とし、「大勢での参拝はお控えくださいますようご理解ご協力をお願い致します」と三密を避けるようにしています。更に「体温が37.3℃以上の方は昇殿をお断り致します」と感染症対策をしていることを明記しています。
また、はっきりと社殿に入れる人数を制限している神社もあります。
東京都大田区の羽田神社では七五三詣混雑が予想される期間に限り「1組につきお付き添い4名迄」とし、社殿内にお入りになれない同行者は境内で待つように記載されていました。
また、8月末頃には「神戸市の生田神社では例年より早い千歳飴の準備が始まった」とニュースに取り上げられていました。例年は10月から準備するところ、今年は参拝のピークを分散させるために早めに準備を開始したそうです。生田神社では多いとき(11月15日前後の土日)で1日100~200組が参拝しますが、例年より早い9月1日より千歳飴の受け渡しを開始することで、密を避ける工夫をしたとのことです。
上記はごく一部の例ですが、他にも予約制を導入したり、人数制限をしたりしている神社は全国にあります。七五三は「お子様の健やかな成長を祈る行事」ですので、神社側も感染症対策にかなり気を使っているところが多いようです。
写真館・フォトグラファーの皆様も、今年はスタジオ内での三密を避けるためにロケ撮影に力を入れているという方も多いかと思います。ロケ撮影の事前として、神社の調査をするなどの注意が必要ではないでしょうか。
【データ出典・参考】
※ラボネットワークメールマガジン2020年9月号の記事を再掲