撮影規模の拡大や写真の多様化により、レタッチの「時間」「手間」「仕上がりのばらつき」は現場の大きな負担になっています。ラボログ編集部のアンケートでも同様の声が寄せられ、効率化ニーズの高まりが明らかになりました。
本記事では、寄せられた“現場の声”から見えてきた業務効率化のヒントをご紹介します。
この記事で得られるヒント
- アンケートから見えたレタッチ作業の課題
- 注目のレタッチツールと現場での活用方法
- AI活用で生まれた変化と、広がりつつある効率的な進め方
撮影現場で多いお悩みTOP5
アンケートでは、「レタッチに時間がかかりすぎる」「大量処理の負担が大きい」といった声が多く寄せられました。なかでも 「反射や写り込みの除去」 は、現場で最も大きな課題として挙がっています。

さらに結果を見ていくと、撮影内容や環境によって基準が揺れやすい色調・露光の調整 や、時間のかかる肌補正にも多くの方が負担を感じていることがわかりました。
こうした“手間のかかる工程”が重なることで、仕上がりのばらつきや工数増加につながっているのが現場の実情です。
いま、現場で使われているレタッチツールとは?
レタッチ業務では、現場でさまざまなソフトが使われています。今回のアンケートでは、利用率の高い上位3つとして 「Photoshop」「Lightroom」「Evoto(エボト)」 が挙がりました。

これらのツールには得意な作業領域があり、現場の用途や作業に応じたツールの使い分けが進んでいます。
| ツール | 得意な作業 | 最適な 処理量 | 操作 レベル | 仕上がりの 安定性 | 得られる 効果 |
|---|---|---|---|---|---|
| Evoto | AI一括補正 | 大量+自動化 | かんたん | AIで安定しやすい | 高品質+時短 +統一性 |
| Lightroom | 大量処理・色統一 | 中量〜大量 | 標準 | 設定次第で統一 | 作業効率化 |
| Photoshop | 細部・特殊加工 | 単品・少量 | 高度 | 人により差が出る | 高品質 |
一方で、「今の環境で特に不便はない」「ツールによっては費用対効果が感じられない」といった慎重な意見も寄せられました。外注が多い現場では、自社でレタッチを行う工数自体が想定されていないケースがほとんどです。
こうした状況のなかでも、“もっと効率化したい” というニーズは根強く、最小限の手作業で仕上げられるAIレタッチへの関心は、じわじわと高まりつつあります。
AI活用で変わりつつあるレタッチの進め方
アンケートでは、AIレタッチを導入した方々に“どんな変化があったのか”も尋ねました。その中で、特に多く挙がったのが次の3つの変化です。

これまで手作業で時間がかかっていた工程が短縮され「撮影時間が増えた」「納期の負担が軽くなった」といった声も寄せられています。また、肌補正や色調整など“基準がブレやすい作業”でも、品質が安定しやすくなったという声が目立ちました。
こうした変化から、AIがどの工程と相性が良いのかが明確になり、日々の業務で “どこを自動化し、どこに時間をかけるべきか” が判断しやすくなっているようです。
質と効率を両立!最新のレタッチ作業とは?
AIを取り入れるからといって、すべての工程を完全に置き換える必要はありません。
大量処理や基準がブレやすい作業はAIに任せ、最後の仕上げや細部の調整は手作業で行うといった “部分的な活用” が、現場でも広がっています。

このようにツールを使い分けることで、作業負担を抑えながら求めるクオリティを無理なく維持できるようになります。
注目が高まるAIレタッチツール
現場では「作業時間が長い」「大量処理で基準がブレやすい」といった課題から、“AIを部分的に取り入れたい”というニーズが高まりつつあります。こうした背景の中、Evotoは注目されています。作業効率を高めながら、仕上がり品質も保ちやすい点が評価されています。
実際にこのAIツールでどれだけ作業時間を短縮できるのか、また Before / After の比較については下記ページで詳しくご紹介しています。効率化や品質向上を検討されている方は、ぜひご覧ください。
本記事のまとめ
現場では、これまで以上に 「どの作業に時間をかけ、どこを効率化するのか」 を見極めることが重要になりそうです。まずは、負担の大きいレタッチ作業に“小さくAIを取り入れる” ことから始めることで、無理なく業務改善の一歩を踏み出せるでしょう。
次回の告知
次回は、アンケート回答をもとにした「写真レタッチ業務の現状とAI活用|アンケートで見えた“現場のリアル”」をテーマにお届けします。
現場が抱える課題やAI導入の実態をより深く掘り下げ、ホワイトペーパーとしてダウンロードいただける形で公開予定です。どうぞお楽しみに!