昨日1月14日(月)は平成最後の成人の日でしたね。
かつての成人の日は、曜日に関わらず「1月15日」でしたが、2000年(平成12年)のハッピーマンデー制度実施までは「1月の第二月曜日」になりました。実際の成人式のセレモニー自体は、その先日にあたる日曜日に実施する自治体も多いそうです。
そして、気になるのが2022年4月から改正される、成人年齢の引き下げですよね。日本の成人年齢が20歳と制定されたのは明治9年(1876年)ですので、成人年齢が変更されるのは約140年ぶりとなるそうです。
今回は「成人年齢と成人式」について調べてみました。
成人年齢の引き下げに伴って、成人式がいつ行われるのかは議論の的になっていますが、写真館・撮影業者の皆様としては「どう転んでも取りこぼさない」ことが重要です。
もし2022年4月の18歳成人法が施行され、「はたち」ではなく「成人年齢」で成人式が開催された場合、2022年度(2023年1月)に成人式を迎える世代は上図の3学年になります。3学年が同時に成人式をすることは大きな混乱を招くことも予想されますので、一般的な世論としては「はたちで成人式をするべきだ」という意見が多いようです。また、日本財団『18歳意識調査』によると「受験の時期とかぶるから」という理由で18歳での成人式に否定的な人が多いようです。
しかしながら、成人式は各地の自治体が自主的に行っているため、地域によって開催日も異なりますが、今後どうなるか分からない以上、写真館・撮影業者の方は早めの準備・アクションが必要なのではないでしょうか?
まずは、この成人年齢引き下げの切り替え期にあたる3学年への小さなアプローチから始めるのはいかがでしょう。今現在、中学生の方(あるいはその親御さま)が成人式のことをイメージしているとはなかなか考えにくいですが、高校2~3年生にもなれば一度は「◯◯市 成人式」でインターネット検索するはずです。高校生のスマホ所有率は今や95%を超えています。親御さまへのアプローチも当然必要ですが、当人が「そういえば成人式ってどうなるんだろう」と検索したときに、その地域で上位ヒットすることで「◯◯市にはこんな写真館があるんだ」とインプットすることができます。
実際の成人式が18歳になった場合でも20歳になった場合でも、「事前にお店の存在を新成人たちに知っておいてもらう・写真館選びの選択肢のひとつに入れてもらう」ことが重要ではないでしょうか。
【データ出典・参考】
※ラボネットワークメールマガジン2019年1月号の記事を再掲