城を築くがごとく:吉田 英隆氏 #6

こんにちは。

七五三ドッとコムを運営の吉田です。

今回でメルマガ第6回で最終回になりますが、前回第5回に引き続き
HPを中心にして、Webは『城を築くがごとく』と銘打ってお伝えします。

HPは城で例えるならば『本丸』

私吉田もそうですが、同メルマガをご覧の写真館・フォトスタジオの皆様の中にも『戦国時代・武将好き』という方は多いでしょう。

大河ドラマでもよく取り上げられる戦国時代・戦国武将を語るときに、

『城』

というものは、それらに切っても切れないものです。

「城」とはまさに同メルマガで私自身がいい続けている、HPを中心としたWebの大事さ・重要さを言い表すのに最もイメージしやすいものだと思っています。

HPは(これまで同メルマガで言い続けてきたように)大変重要なメディアです。
ただし、HPだけに力を入れていれば、HPだけ良いものにしていけば、万事OKという時代ではないことはこれまでもお伝えしてきました。

とはいえ、現代はスタジオ・店舗の公式HPがない=この世にそのお店が存在しないとお客様に思われてしまう時代であることもまた事実です。

そしてHPはさきほどの「Web=城」という概念において、『本丸』にあたる最も重要なものなのです。

HPは城でいう「本丸」 しかし本丸だけでは強い城にはなれない

HPは城で例えるなら本丸です。

その城の城主が入り、その国の政(まつりごと)や戦いに関する多くのことが決められる場所が城の本丸です。

本丸のない城というものが成り立たない、そのくらい重要不可欠なものです。

大阪城、江戸城、安土城、などなど多くの城において「本丸はお城の象徴的な存在」なのです。

城の本丸と同じくらいHPは重要かつ不可欠なものです。

しかし、城というものは「本丸だけ」では、強い城とは言えません。
城門や砦、曲輪、堀や塀、櫓などを防御施設などを地形にあわせて上手に配置することによって、はじめて「強い城」となるのです。

有名な大阪冬の陣・夏の陣で、徳川家康が冬の陣で豊臣側と講和後、大阪城の本丸を残して堀を埋め、砦や櫓などを全て壊し、大阪城を本丸だけの「裸城(はだかじろ)」にしてから、夏の陣で豊臣家を攻め滅ぼしました。

このように城というものが本丸だけではダメなのと同じように、WebにおいてもHPだけではダメなのです。

ブログやTwitter、インスタグラムやアドワーズなどは、砦であり櫓であり堀や曲輪である

前述のように、「城」とは本丸だけではその力を発揮できず、それを取り巻く二の丸、三の丸などの曲輪、砦や櫓、堀や塀など、本丸以外の様々な防御施設などを組み合わせることにより、総合的な防御力や攻撃力、その城の力を最大にするのです。

本丸=HPだとすれば、前回第5回メルマガで取り上げたブログやTwitter、インスタグラムなどSNSは、本丸を守りかつ組み合わせることにより最大に力を発揮する、城でいう曲輪や砦、堀や塀などにあたるものになります。

HPの周りに上手にブログや各SNS、そしていまだとGoogleアドワーズなどのネット広告などを配置し、組み合わせて展開することが重要なのです。

Twitterが効果的に集客につながるスタジオもあれば、インスタグラムがそうであるスタジオもある。
ブログがいまでも効果的にアクセス・集客につながってくれているスタジオもある。

それら本丸であるHPのまわりにあるものたちが、集客もしてくれて、かつそのスタジオの良さや魅力を伝えてくれている。
もちろんHP自身もその魅力を伝えているが、むしろ現代ではブログやTwitterなどが集めてくれたお客様を、しっかりと成約に結びつける、来店に結びつける、電話予約・Web予約に結びつける、というのがHPが「Webの本丸」としての役割となってきています。

どれにどう力をいれるのかは、スタジオごとに違っていていいし、プロの意見や技術をとりいれるのも”あり”

では、そのブログやTwitterなどがHPとともに大事なものであったとして、どれにどう力をいれたらいいのか?ということが思い当たると思います。

その答えとしては、

どれをどう力を入れて、どう組み合わせるかはそのスタジオ・店舗によって違う

としか答えようがないのも事実です。

なぜならが、その写真館・フォトスタジオによって、立地も異なれば客層も違う、規模や競合具合も、人員の数や質も異なるからです。

ただし、「ブログをやれば、インスタをやれば万事OK」ということでは決してないので、

どのスタジオ・写真館においても

『王道がない』のですから、

「可能性のあるあらゆることをやってみて、自分たちのスタジオ・店舗に合うやり方、SNSなどを見つける」

というのが唯一の正解でしょう。

どれを強くしていくか(逆にどれを弱くてもいいか)は、スタジオ・写真館によって異なっていて良いのです。

そして、(手前味噌ですが)私吉田のような「プロ」にアドバイスを得て、Webの展開や全体構築を行うのもいいでしょう。

プロは自分のクライアントで様々な事例や経験を通して、戦国時代における『軍師』としてのアドバイスをしてくれるのですから、そういった人物を味方につけるのもいい選択肢です。

変化の激しい時代に「変わること」を恐れるなかれ

今はみなさんもご存知のように

変化の大変激しい時代です。

HPが大事と言っても、お客様のほとんどがスマホでHPを見る時代に変わり、これからの3年・5年・10年がどのように変わるかはまったくわからない時代です。

そんな時代だからこそ、

今はHPで集客できている
今はインスタで集客できている

というスタジオ・店舗もこの激しい変化についていかざるを得ず、今集客できているものも次の年にはまったく集客できなくなるかもしれません。

そうであれば、変わっていく世の中(=お客様の需要)を受けいれて、変わるべきところは積極的に変革することを受け入れるべきです。

今回例えで使っているお城で例えるなら、戦国時代のお城も時代の変化に合わせて変化してきました。

戦(いくさ)の激しい時は戦い向けのお城として、江戸時代になり平和な時代にはそれに合わせたお城の佇まいに変わり、変化に対応してきたわけです。

ぜひみなさまのスタジオもお伝えしてきたような、Web=城と見て、時代の変化に合わせて、いまある様々なメディア、HP・ブログ・各SNS・各種ネット広告などを組み合わせて変化させて、この時代の荒波を見事に乗りこなしていきましょう。


ここまで全6回のメルマガを読んでいただきありがとうございます。

文字数が限られたメルマガというもので伝えてきたことは、私吉田が大事にしていること、思いの一部分でしかありません。

でもこのメルマガを通して読んでくださってるみなさまに、少しでも閃きに繋がったり、伝わってくれたものがあるのなら、嬉しい限りです。

今回、メルマガでこういう表現の機会をいただいたラボネットワーク様にも厚く感謝を伝えるとともに、私吉田のメルマガ最終回を締められればと思います。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。(終)


※ラボネットワークメールマガジン2020年1月号の記事を再掲

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