これからいよいよ繁忙期。七五三シーズンに突入していきます。
フォトスタジオの利用目的で最も多いとされる七五三において、「集客」は永遠のテーマだと思います。そこで、今回は「お客様は何を基準にフォトスタジオを選択しているのか」を数字で見ていきます。
㈱プロメディアが実施している「写真館消費者アンケート」の結果から、実際のフォトスタジオを利用したお客様の「生の声」をまとめてみました。
利用者はどういったきっかけでフォトスタジオを知るのでしょうか?
今回のアンケートでは、【店頭を見て】が50%超と、前回の10.5%を大幅に超えました。今回の参加店は路面店よりインショップ型が増えたため、買い物ついでに店頭を見て利用した顧客が多かったことが想定されます。このアンケートではTwitterやFacebookといったSNSの回答率は0%ですが、これは顧客がSNSを参考にしていないのではなく、写真館のSNSが周知・活用されていないことが考えられます。
いまやLINEやInstagramといったSNSをきっかけとして客数を伸ばす企業・店舗は多く、これらのSNSをさらに有効活用することで売上アップを見込むことができるのではないでしょうか。
では、写真館を選ぶ決め手となる理由とはなにか?
本アンケートの回答では【近所だから(58.6%)】が圧倒的多数という結果が出ています。しかし、生活地域に「写真館がたった一店しかない」ことは考えにくいため、「近所に複数ある写真館」の中でも選ばれるには何か別の決め手があるはずです。
ここで、2・3番目に多い回答は【料金体系がわかりやすいから(15.0%)】と【安いから(10.0%)】という撮影料金に関する項目です。この結果から、利用者は事前に「トータルでいくらかかるのか」を明確に知りたいということがわかります。
利用者に「この写真館は料金体系がわかりやすくていいな」と感じさせ、同じ商圏内にある複数の写真館の中で選ばれるためには、まずは「明確な料金プランの提示」が欠かせないのではないでしょうか。
さて、今回は顧客が何を基準に写真館を選んでいるのかを消費者アンケートの数字という観点からまとめました。
次回メルマガ10月号では、実際にフォトスタジオを利用したあと、お客様はどう感じたのか?をテーマに数字分析を行います。
【データ出典】
※ラボネットワークメールマガジン2018年9月号の記事を再掲